2004年01月25日

「イラクに大量破壊兵器はない」米調査団長が辞任

「イラクに大量破壊兵器はない」米調査団長が辞任

【ワシントン=菱沼隆雄】米中央情報局(CIA)のテネット長官は23日、イラクで大量破壊兵器の捜索をしている米調査団のデービッド・ケイ団長(CIA特別顧問)の辞表を受け入れ、後任に国連大量破壊兵器廃棄特別委員会(UNSCOM)のチャールズ・ドルファー元副委員長が就任すると発表した。

 ケイ氏は同日、ロイター通信に対し、「イラクに大量の大量破壊兵器が存在するとは思えない」と言明。「(焦点は)91年の湾岸戦争後に製造された(大量破壊兵器の)備蓄があるかだが、90年代に大規模な製造計画があったとは考えられない」とも述べた。

ついに、アメリカの調査委員会の特別顧問自らが「ない」といってやめてしまいました。そろそろこの戦争の大義名分の無正確性がはっきりと出てきてしまったようです。

このことで、ブッシュ大統領の責任はどうなるのでしょうか?何も責任を取らないのかもしれませんが、まず確実に国外、特にイラク問題に対する風当たりが強い国、「フランス」「ドイツ」などではアメリカに対する反発が起きるのは間違いないと思います。

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