2004年01月28日

「異議あり」--ビル・ゲイツへの爵位授与に、英Unixユーザー立ち上がる

「異議あり」--ビル・ゲイツへの爵位授与に、英Unixユーザー立ち上がる

Microsoftの創立者で、世界で最も裕福な人物でもあるGatesが、「グローバルな企業社会に貢献」したとして、名誉爵位を授与されるという報道を受け、同グループは「そのような爵位の授与には、大きな疑問を感じる」と語った。

爵位については、コラム:英国貴族の爵位制度を見てみたのですが、

1993年にジョン・メージャー首相が、一定の地位の保有者に自動的に授与する慣行をやめ、功績に基づいてより多くの適格な人々、特にボランティア分野の人々に叙勲制度を開放した。

特にボランティアの人への勲章制度だそうですけれど、はっきり言っとくと、金取ってますよ、一件につき一万数千円ほど。だから、世界一の金持ちなんですけども。

「Microsoftは、公平とはいえないビジネスのやり方で、競合他社にダメージを与え、デスクトップ市場や消費者向けコンピュータ市場を事実上独占しており、そのために何度も法廷に立たされてきた」と同グループは述べている。

このことについて、EU、独禁法違反でマイクロソフト社に罰金決定(読売新聞)によると、

【ロンドン=黒井崇雄】27日付英経済紙フィナンシャル・タイムズによると、欧州連合(EU)の欧州委員会は、米ソフトウエア最大手マイクロソフトがEUの競争法(独占禁止法)に違反したとして、同社に罰金を科すことを暫定的に決めた。関係筋が明らかにした。

EUでは、もう罰金を払うことで最終的に決定しそうな感じです。このことで、日本やアメリカなどの各国で似たような脱マイクロソフト裁判でマイクロソフトが負けていくようなことになるかもしれません。

さらにこの英Unixグループは、

「また、Microsoftのソフトウェアは、セキュリティに対する考慮がほとんどないまま書かれたもので、その結果生じたウイルスやスパムへの対策、またその被害修復にかかる膨大なコストを、同社は顧客に押し付けている」。UKUUG会長のCharles Curranは、ほかのOSではこのような問題に見舞われることは稀だと述べ、さらに「(他のOSでは)セキュリティや堅牢性は、最初から実現すべき目標として設計されており、後付けで考えられたものはない」と付け加えた。

ただ、マイクロソフト側は、
ビル・ゲイツ:「MacやLinuxのほうが安全ってわけじゃない」
といってがんばっているようですが、欠陥修正パッチに欠陥があるのはこの会社だけだと思いますけどねえ。

これで「サー・ゲイツ」?--マイクロソフト会長に英国から名誉爵位授与
マイクロソフト、セキュリティ関連の取り組みは「まだ道なかば」

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